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研究内容


皆さんは『環境毒性化学』という名前からどのような研究室を想像されますか?
私たちの研究対象は人間の目では見えない小さな生き物「微生物」です。

微生物は人間が生まれるずっと前、原始段階から地球上で生きてきました。長い時間の中で、彼らはあらゆる環境下でも種を維持するために、さまざまな生活習慣を身につけてきました。そしてさまざまな生活習慣を持った種が食物連鎖の関係を作り、1つの社会(コミュニティー)を作っています。

私たちの研究室では、微生物生態学という学問分野を通して地球環境の保全を考え、以下のような研究テーマを中心に、学部4年生から博士課程3年次生までの学生が、日々研究に励んでいます。








三宅島初成土壌形成に関わる微生物生態系の解析

  

植物生態系を支えるのは土壌です。火山噴火などによって新しく降り積もった火山灰が「土壌」になるには、微生物生態系の働きが欠かせません。本研究では2000年に噴火した三宅島をモデルに、土壌形成に関わる微生物生態系のその役割を解明するため、培養法からゲノム解析まで幅広い調査を進めています。









バイオブタノール生成菌の分離と発酵によるバイオ燃料の生産

  

本研究では、スイートソルガム搾汁液からのブタノール生産について研究しています。ブタノールはエタノールと同じように燃料として使うことが可能です。食物と競合しないスイートソルガムを利用することで、持続可能な燃料生産へ貢献することができると考えています。









内生菌保有糸状菌とそこに内生する細菌に関する研究

  

土壌中から分離した糸状菌(Mortierella elongata)の菌糸内部に新規細菌(Burkholderiaceae科)が内生していることが新たに見出されました(Sato et al., 2010)。このことから、宿主糸状菌と内生細菌との宿主特異性および内生機構を解明することで、宿主糸状菌に有用細菌を感染・安定化させて有用微生物共生体を作出できないか研究しています。









畑地における窒素循環に関わる微生物の動態解析

  

窒素循環の際に発生する一酸化二窒素は温室効果の原因となります。また、バクテリアが主体と考えられていたアンモニア酸化では、古細菌が重要な役割を担うことがわかってきました。本研究は畑地における土壌管理条件が土壌微生物に及ぼす影響をゲノムの解析や土壌環流法などによって調査しています。









霞ケ浦流域水系における薬剤負荷と薬剤耐性菌に関する研究

  

薬剤耐性菌とは、微生物の作る抗生物質に対して耐性を獲得した細菌のことです。慰労機関で問題となっていますが、自然環境中に広がっている恐れがあります。本研究では、霞ヶ浦流域にてサンプリングを行い、薬剤耐性菌がどのような薬剤耐性遺伝子を持っているか調査しています。









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mailお問い合わせ(太田寛行 教授)

TEL:029(888)8684
MAIL:hohta@mx.ibaraki.ac.jp

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〒300-0393 茨城県稲敷郡阿見町中央3-21-1 実験研究棟2階
環境毒性化学研究室(204/207号室)